歯科まめ知識

再石灰化とフッ素の関係

投稿日:2023年4月15日

皆さんこんにちは😊

本日は歯の再石灰化についてご説明していきたいと思います。

前回の投稿のフッ素とも深く関わっているので再度あわせてお伝えできればと思います🐰

 

まず、私たちのお口の中では飲食の度に歯が溶けたり、修復されたりということを繰り返し行っています。

虫歯の菌が糖分をエサにして作り出した酸によってエナメル質や象牙質が溶かされる現象を脱灰といい、歯の溶けた部分が唾液などで修復されることを再石灰化といいます🙌

 

脱灰しやすい飲食物としては、炭酸や柑橘類のジュース、果物、酢などがあげられます。

 

歯が脱灰しても再石灰化がおこるので、正常な状態に戻ることができますが、お口の中に虫歯菌が増えると酸がどんどん増え、再石灰化が追い付かなくなってしまい、結果として歯が溶けてしまいます😥

なので、糖分を頻繁に摂取する方やご自身でのケアが苦手な方で、長時間歯垢が付着している状態が続くと初期虫歯へ進行してしまうのです。

 

更に再石灰化で可能なのは表面のエナメル質だけで、虫歯が深くなり奥の象牙質まで溶かされている場合は歯を削って詰める治療が必要になってしまいます😥

 

そこでフッ素がを有効利用することが大切になってきます😽

エナメル質はリン酸カルシウムの一種でハイドロキシアパタイトという無機質からできており、酸に弱い性質がある為脱灰が起きやすいと言われています。

その脱灰再石灰化が起こる際にフッ素が加わることでフルオロアパタイトという酸に対して強い結晶ができるので虫歯菌に対しての抵抗性が高まって酸に溶けにくくなるのです🦷

 

方法としては歯科医院にて高濃度のフッ素塗布を定期的に行うことや、フッ素入りの歯磨き粉フッ素入り洗口液をセルフケアに取り入れることがおすすめです🐹

当院でもPMTCにてフッ素塗布を行っておりますので是非お気軽にご相談ください💕

記事監修者
アレスタ新宿デンタルオフィス
院長 朝丘 哲偉

2013年 日本大学歯学部 卒業
2015年 都内の大規模法人医院に勤務
2016年 都内の審美・ホワイトニング専門医院に勤務
2017年 銀座のセラミック専門医院にて院長を務める
2022年 アレスタ新宿デンタルオフィス 開院

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